スパイスボックスなら私が担当!なんて話していたら、それから数日後には予定の歯車がまわり始めた。 そして9月初旬に1人スパボに向かいフェルナンドさんに宴会の交渉をしに行ったのです。 今回のテーマは「スリランカ料理オンリーの食事会」。 フェルナンドさんに頼むと快く承知してくれたが、実はスリランカ料理オンリーのコースをスパボでするのは初めて。 これまで長らくスリランカ人のフェルナンドさん、インド人シェフ1人か2人の構成の時期が多かったが、 しばらく前から柿木畠のスリランカキッチンの夜営業開始準備の為に、スリランカ人シェフ2人、インド人シェフ2人が新加入。 合計5人のシェフがスパボの厨房の中をいったりきたりしている光景は、ちょっと傍目から見ても狭そう。 でもさすがに人数が多い分、注文したメニューは団体がいてもそこまで待たされることはない。 10月1日から姉妹店である柿木畠の「スリランカキッチン」の夜営業が始まってしまえば、 スリランカ人シェフ2人は姉妹店に移動してしまうので、この宴会日は最後の5人ラストデー。 まさに今が出来る環境にあったからこそ実現したイベントでした。 スパイスボックスでのスリランカ料理オンリーの宴会は、もしかしてこれが最初で最後かもしれない。 9月の間は打ち合わせの為にイベント含む5回、スパボに食べに(又はテイクアウト)行ってました。 それでは、奥のお座敷で総勢14名のカレー好き強者共の宴会の始まりです。 ・ラッシー酎ハイ ここのドリンク類には、ワイン、ビール、酎ハイ、カクテル、ソフトドリンク、ラッシー類と色々ありますが、 アルコールで人気だったのは焼酎とラッシーを合わせた「ラッシー酎ハイ」、これいつもの私の定番。 そして「アラック」というスリランカのウイスキーをラッシーで合わせた「ラッシーアラック」も今回人気でした。 ちなみにラッシーアラックはメニューには載っていません。 まずはスリランカのスープです、コップだからか某ラーメン屋のラーメン前に飲む野菜ジュースを彷彿(笑) でもあながち間違ってはいなかった、中身は野菜・・色からして青菜、そしてココナッツの風味もする。 コラカンダ(コラ=青菜、カンダ=粥)の名のとおり、ドロッとしているのはお米のせいかな。 エラワル=野菜という意味(シンハラ語)で、野菜とスパイスを炒めて小麦粉の皮(ロティ)で三角に巻いたもの。 そのままで食べても美味しいんだけど、いつもベジタブルパコラなどを注文すると出てくる2種のソースが出てきました。 オーロラソースっぽい白いソースとウスターソースっぽい黒いソース、これは後から出てくる料理にも好みで付けます。 スリランカの軽食(ショートイーツ、南インドではティファン)に分類されるそうです。(他、カトゥレットなど) この料理名をフェルナンドさんに何度も何度も繰り返し聞いたけど、聞き取れない!汗 スリランカのピーマン、検索するとマールミリスという甘長唐辛子みたいなものらしい。 「手に入ったから~」と、この野菜初めて食べました、日本でも栽培されているそうです。 スパボではお馴染みの丸い小さなコロッケ、スリランカでは魚や肉でもなんでもあるそうだけど、 ここでは青魚のコロッケで出てくることが多い。 フェルナンドさんに中身を聞くと「わたし、買ってきてないから分からない」そうで・・おいおい(笑) 日本と同じく海に囲まれたスリランカは魚料理が豊富。 何か魚を焼いたものか、揚げたものを出すと事前に知っていたけど、出てきたのはこちら。 多分、鰤(の手前のふくらぎかガンド)の焼いたもの。 スパボの通常メニューでもあるデビルシリーズ、トマトやケチャップなど使った甘辛い炒め物。 デビルと付くと唐辛子や胡椒などで辛くした調理法らしいけど、これはそれほど辛くはない。 希望すればいくらでも辛くしてもらえるけどね(いつも辛くする?と聞いてきます) お肉は宴会仕様なのか豪華に2種類でマトンとチキン、後玉ねぎとか。 さて、お待ちかねのカレータイム、カレーと炭水化物がテーブルへの大移動。 ポルロティはココナッツ入りのロティ、ココナッツ入りがこんなに美味しいとは! 塩気とココナッツの素朴なロティはカレーは付けないでそのまま食べても。 ライスにはゆで卵とパパダン(スリランカのお煎餅の様なもの、インドのパパド似)付き。 本命のカレーが運ばれてきた、まずは2つ。 何カレーも言わずに去っていくのだが、多分メニューに載っているスリランカカレーだろうと予想。 普通のチキンの身だけじゃなく内臓部分も入ってた。 パリップ:(レンズ豆)の煮込みカリー、ダールは必要ね、やはり。味噌汁みたいなもん。 さらにドン!ドン!とジョジョ文字の様に置かれていくカレー。 イエローマスキラタ:ココナッツベースのカレー、野菜たっぷりで優しい味。 バトゥ=茄子のカレー:これが見た目とのギャップが激しくてすごく甘いの、甘辛いの甘いが強い。さらにドカドカッ!っとテーブルに乗り切らんわ、ってくらい持ってくる。 初めて作ったよ、と言ってたのは多分バトゥカレーのことだろう。 ポルサンボル(ココナッツと玉ねぎの辛い和え物) マッルン(細かく刻んだ野菜とココナッツ)かつお節が入ってな和風なふりかけ で、左の小さな器は辛い薬味のルヌミリスか?よく分かりません、これは食べませんでしたが。 それぞれごはんの上に複数のカレーや薬味をかけて、混ぜて食べるのがスリランカ流。 もう大食漢を誇る男性陣もお腹いっぱいになるほどのスーパーボリューム。 ・イディアーッパ 米粉の細い麺(別名:ストリングホッパー)、すわ素麺か!!という様な見た目ですが、 素麺よりは表面はツルツルではなく少し乾燥してるような感じ。 こちらもカレーをかけて食べます、タイにも似たような感じでにカレーをかけて食べる素麺のような麺があったなぁと。 最後にスリランカのデザート、「サウ」。 サウはタピオカの意味、ギュッと固まってゼリーの様になっている上にはカシューナッツ。 私はもう大食いではないので、取り分けて食べられなかった分をイディアーッパならぬ持参したターーッパに詰め込む。 毎回スパボで食べきれなかった分は持ち帰るのですが(持ち帰りOK)、 テイクアウト用のタッパーを毎回もらうのは申し訳ないので、最近スパボに来る時はいつもタッパー持参してます。 あ、でも普通に容器も頼めばもらえますよ、今回も食べきれなかった分は皆さん持ち帰りました。 オープン当時から何度もお世話になっていて、自分の結婚式の三次会会場にも使わせていただいたりと 何かとご縁のあるスパボでのスリランカ料理オンリーの宴会は、ボリューム&内容と共にすばらしいもので、 フェルナンドさんとシェフの皆さんに大大大感謝!!な夜でした。 翌日は金沢市役所広場でカレー博にスリランカキッチンとして出店していたフェルナンドさんに再会、 これだけ死ぬほどスリランカ料理を食べたのに、またここのカレーを食べている私の姿があった。
by sukatan_queen55
| 2017-10-12 22:29
| 石川(金沢)
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情熱を傾ける会社員。 料理も大好き。 2004年からブログを 続けています。 スカタンとは?: 間抜け、当てがはずれる 「スカ」:当てはずれ、ヘマ 「タン」:味のない接尾語 スカタン女王=ドジ女王 カテゴリ
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