京都(祇園):祇園又吉(割烹)

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2月の京都旅その7、祇園界隈を散策している内にじょじょに日没時刻に近づく。
あっという間に暗くなる前に、この旅の最終終着駅のお店の前で開店前の1ショット。

この旅の元々の目的は、金沢の割烹「料理 小松」さんと八百屋である夫の
京都の和食屋さんでの料理や食材の使われ方など、目や舌のこやしとなる日本料理の勉強会でありました。

そこに何故自分もお邪魔虫のように参加しているのかと言うと、
小松さんがご一緒にいかがですか?と誘ってくださったのです・・・嘘・偽りはございません。
多分、真剣な2人の間で私が程よい潤滑油の様な役割!?
酔うとつまらないダジャレも言うらしいので、微癒し系かと勝手に解釈(微は微妙のび)

祇園八坂神社は東大路を下って、二筋目の小道を西に入った路地にひっそり佇む割烹、祇園又吉 
ご主人の又吉さんは、京都の老舗料理旅館「炭屋旅館」で料理長を勤めた後、2008年に「祇園又吉」をオープン。繊細でセンスの光る技で更なる評判を呼び、ミシュラン一ツ星、二ツ星を獲得。

1階のカウンターはL字型の8席、引き締まるような凛とした空気が漂う中、ときほぐすように私は梅酒ロック、他の方々はビール。その後はもちろん日本酒。
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小町かぶらのすり流しは、京小町という蕪のすり流しで繊細な甘味と旨味の元の出汁ははまぐりのスープ、柚子を効かせて。
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蓋を持ち上げた途端、口元が綻ぶ可愛らしい梅型のお野菜たち、アボカドや金時人参、干し柿、南瓜、透明なのは寒天。
器の横に添えてある柊は節分を表しています。

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真珠貝(アコヤ貝)の貝柱と海老のしんじょうのお吸い物、上の緑はうぐいす菜。
魚介の旨味がふわっと味わえるしんじょう、昆布だしがすごく効いてました。
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お造りは冬の大根畑を模した季節感のある盛り付けで、こんもり積もった雪と大根とわらがけ。
明石の鯛、と琵琶湖の鱒、鯛は左手の煎り酒でいただきました。真ん中は醤油、右はポン酢。
琵琶湖の鱒、固有種らしく地元ではあまり味わったことないですね、適度に脂がのってるのにあっさりしてて上品。
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砂ずりマグロに卵黄ともみ海苔、蛇腹とも呼ばれる砂ずりマグロは大トロの先の腹の一番下の部分。
脂ののった柔らかいマグロに黄身というユッケを思わせる組み合わせで、全体のコースの中で胡麻油が味に変化球。
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対馬の鯖をバッテラ風の握りで〆具合と脂ののりと共に。
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粕汁はお芋でしょうか、浸かった出汁のしみ込んだ聖護院大根の上に鴨肉のつくね、そして九条ねぎがたっぷり
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スナップえんどう、島らっきょうの天ぷら、タラの芽の天ぷら、そら豆、からすみ
のどぐろの南蛮漬け、車えび、蟹しんじょう、大黒しめじ素揚げ、チーズの味噌漬け

海と山の幸がたっぷりと盛り付けられています、島らっきょうの天ぷらがあるのが沖縄出身の又吉さんらしい。
からすみがしっとりとして非常~~に美味しいです、最後に残して御酒と共にちびちびいただきます。
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日本酒から白ワインに切り替えて、この辺りから毎度の記憶が怪しい熟女に変身していく。
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三宝柑というデコポンの親にあたる柑橘系を器に、マナガツオ、鮑、菜の花、百合根、
傘が丸くて肉厚なので食べ応えがあるどんこ椎茸の西京焼き。
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甘鯛とかぶらの小鍋仕立て・・・ちょっと記憶があやふやです
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鱧に梅肉、よこの白魚は鮎の稚魚、ふきのとうを素揚げして春の香り。
漬物は白菜と赤蕪。
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河豚の白子のあんかけごはん、今期は鱈の白子はコース祭りが開催されるほど食べっぷりが激しかったが、河豚の白子も旨味が凝縮されてとっても美味しい。
底におこげを忍ばせてあるニクイわ、土鍋で炊いておられるのです。
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お代わりはいかがですか?と言ってくださったので、全員がお代わり。
白ご飯と特製の「鰹味噌」、味噌の香ばしいつぶつぶ感と鰹が炊きたてのごはんにとってもよく合う。
帰り際におもたせとして戴きました、さり気ないけど他では味わえない美味しさですね。
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ふるふると先ほどの三宝柑のジュレがひかれた上にフルーツとプリン、お芋など。

厳選された食材を使っての繊細な味わいと技はもちろんのこと、さり気ない季節感を表現されていたり、目にも舌にもメリハリがあって食べていて楽しいというか。
同行者とご主人の気さくな語らいにも耳を傾け、お酒も入って最初の緊張もどんどんほぐれていきました。
こんなに美味しい京懐石がいただけるなんて、勉強会に感謝しなくてはいけませんね。


午後6時から入店してゆ~っくり落ち着いて食べているうちにすでに時刻は午後9時近く。

2次会は祇園にある小松さんお勧めの隠れ家的バーに行く予定だったが、金沢行の電車は9時半発・・・ちょっと無理なのではないか~!?

お店の方々に送られて出ると同時に、「行きますよーーー!!」との掛け声と同時に突然の道ダーッシュッ!!
は、走るんかいっ!!いや、走らないと間に合わないのだが。

日曜の午後9時近く、人通りもまばらな祇園の大通りを3人の男女が走る!走る!走る!!

走る~走る~おれ~た~ち♪←爆スラかよ

先頭:小松さん、二番手:私、三番手:夫

時折振り向いて「大丈夫ですか~?」と聞いてくる小松さん、「大丈夫でっす!!!」私。

これでも結婚前は週に最大6日(休館日も入れると全部じゃないか)ジム通いし、コンバットの女王の地位を狙っていた私の瞬発力を舐めたらあかん。

傍から見たら全速力で四条通りを走りぬける集団、さぞや怪しくみえることだろう。
事件ですか!!って勘違いされそう。

しかし、走ってしんどかったはずなのに何だか可笑しい気持ちが湧き上がる。

連れていってもらった場所は一見さんお断りのカウンターのみの歴史を感じさせるバーでした。
せっかくだからゆっくりしたいけど、滞在できる時間はせいぜい10分ほど。
走ってきたので息切れぜーはー、しかも大分お酒も飲んでいるのでこの後が怖いわ。

それでもカクテルを飲み一しきり会話をし、なごみ始めた頃に「そろそろ時間です!!」

一見さんお断り、しかも走って場所をよく覚えていないので幻のバーになりそう~

タイムリミットまで後20分ほど・・・・四条通りまでまた走る!!
タクシーに乗り込み、京都駅のど真ん前に止めてもらうように言うっ!!←中央口ってこと

さらに私だけ前日から泊り込んでいるので、地下に駆け下りてロッカーから手荷物持ってこなくてはいけないのだ。超~慌しい!!

無事に改札口を入りきって出発まで後5分くらい・・・ホッとすると同時に身体中から噴出す汗。
あれだけ飲んで走っているので頭の中は超調子がよい状態、思わず売店でチューハイ買ってしまいました。

電車の中でお酒を飲み干すと、旅の間中の疲れと酔いが怒涛のように押し寄せて、
金沢まで一気に爆睡モードに落ちたのでした。。

繊細な御料理の後に何だこりゃ~な展開でしたが、1泊2日の京都旅の締めに相応しい素敵なお店でした。



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by sukatan_queen55 | 2014-04-03 06:35 | 京都 | Trackback | Comments(0)
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