フジロックフェスティバル '13 (その9)

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フジロックの続き、ようやくライブレポートを書けそうです。
いつもの食べ歩き記事とは一味違った混沌とした文になることでしょう。
ライブレポートよりも心の葛藤そのほかの行動文が長い、長いよ・・・・

ライブ前最後のトイレを済ませる前から私は大いに悩んでいた、トイレの事ではない。
VAMPIRE WEEKENDとTAHITI 80のどちらを取るかという問題に直面していた。

2つとも会場は別、そして最後に私が居座る場所はグリーンステージのTHE CURE。
タイムスケジュール的に言えば、先に18:20からレッドマシーンで始まるTAHITI 80を観て終わりごろに抜け出し、19:20からグリーンステージで始まるVAMPIRE WEEKEND、そのままTHE CUREが頭に浮かぶ。

だが、盛り上がりの終わり頃に抜け出してーのグリーンステージまでの道のり、
さらにVAMPIRE WEEKEND目的のファンで良い場所が占領されていて入れない、
そのまま最後までTHE CUREも・・・と拭えない不安。

TAHITI 80、フランスのバンド、1stアルバム「PAZZLE」めちゃめちゃ好きだったな~
CD擦り切れないけど擦り切れるほど聴いていたわ、結婚式二次会BGMにも入れちゃうぜ。
2nd、3rdくらいまでは買っていたけど、その後はフェイドアウトしてしばらく自分の心の中では音信不通。

VAMPIRE WEEKEND、NYのギターポップ&ロックバンド。こちらも明る~いノリの1stアルバムからお気に入りで今年発売された3rdアルバムもすでに購入、フジロック予習。と、どちらも好きなバンド。

世間的にはただ今ブレイク中なVAMPIRE WEEKEND>>TAHITI 80
私の過去のLOVEボリューム度TAHITI 80>>>VAMPIRE WEEKEND
私が一番いい位置取りしたいTHE CURE>>>>>VAMPIRE WEEKEND+TAHITI 80

キュアーのためにはやはりタヒチ80を諦めざるを得ない状況・・・くっ見たかったぜ。
ごめんねタヒチ、好きだったよ、忘れないよ、また日本に来てね。
過去に付き合っていた彼氏と、ちょっと最近気に入っている男子と、完全無欠の本命との一瞬の縮図のようにも見える。

心を振り切った私はVAMPIRE WEEKEND~THE CUREへの位置取りのためにグリーンステージへ。

加藤登紀子&THEATRE BROOK-半世紀ロック
柵で囲まれたモッシュピット、こいつの中で何度苦汁を飲まされたことか・・・。
身長155の私がほぼ一番前近くに張り付いても、おしくら饅頭に負けて潰されそうになるか、
人との隙間からアーティストを拝める程度、何度か挑戦しては崖から転がり落ちてきた。

経験からの決断、モッシュピットの柵の通路の後ろにある柵の最前列!しかも中央付近。
ここなら全ステージが見渡せる!加藤登紀子のライブは途中だったが
幸いにも柵の一番前は場所が開いていたのだ、ここを最後まで死守するぞ!!

ステージ上では真っ赤な衣装の加藤登紀子、年齢を考えるとその歌声と本人が放つパワーはかなりタフ。
エディット・ピアフの愛の讃歌、イマジンなどを次々と披露する温かいステージだった。
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VAMPIRE WEEKEND
ところで、モッシュピットの中云々、自分も年をとったなぁ~的で後方柵最前列を陣取ったのは、私だけではなかった。
右隣のアメリカ生まれでずっとキュアーのライブを見続けてきたという、若い頃の石田純一にクリソツな日本人男性、左隣の上品そうなしかしパワフルさを内に秘めた女性もキュアー目当て。
3人とも何となく似通った年齢で、しかもキュアー目当てで意気投合!

意気投合のなせるわざ、ライブの前にちょっともよおしてきたかも・・・でも、一瞬場所確保してもらってお互い交代でトイレホットステーション出来たのだ!

実は私たちの立ち位置から後方半径2メートルくらいに大きな水溜りが出来ており
しかも深さもあることから皆さん嫌がって、ライブ時間近くになるまであまり近寄らず状態。
なのでトイレ時間の間も人が入ってくることはなかったという訳。
こんな時はやはり長靴ですな、水溜りの中も長靴なら最強。

VAMPIRE WEEKENDの開演時間が近づいてくると、自分の後ろもモッシュピット内もかなりの激込み。
なんだか真後ろに目をキラキラさせた雑貨系大好きそうな(勝手なイメージ)20代前半のお洒落な若者たちが集まってきたわ~。いかにもヴァンパイア・ウィークエンド目当てっぽい。

かたや20歳ごろはニューウェイヴやインディーズなど陰鬱かましたサウンドや映画ばかり観てきた私。
今ではすっかり更生?したが、それ系でさえ目をキラキラさせて聴いていたあの頃が懐かしい。

モッシュピット内も私の後方も始まる前からの熱気が凄まじい、今旬のバンドだもんね。
日本ってやはり明るくて爽やかでちょっとロック入ってるというサウンドが受けるのかしら。

サードアルバムの楽曲たちが耳に新しい、前持ってCDを買って聴きこんでいてよかった。
もちろん、1st、2ndからの聴きなれた曲は当然、オーディエンスは盛り上がる。
バックステージの背景になった花柄と同じ様にカラフルでポップ溢れるビート!
ポップだけじゃないトリッキーなロック調やロカビリー風な曲調など次々と披露。
ニューアルバムからの「Diane Young」のサビでは花火の様な爆発的盛り上がり。
後ろの女の子も「ちょー楽しい!」と叫び続けていた、そうそう楽しいんだよね。
初期の学生バンドの軽いノリからは明らかに変わってきた何か、
楽しませてくれたヴァンパイア・ウィークエンド!

セットリスト
Cousins
White Sky
Cape Cod Kwassa Kwassa
I Stand Corrected
Diane Young
Step
Holiday
Unbelievers
Everlasting Arms
A-Punk
Ya Hey
Campus
Oxford Comma
Giving Up the Gun
Obvious Bicycle
Walcott
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THE CURE
さてさて、ヴァンパイア・ウィークエンドが終わると同時に、私たちの後ろでみっちり詰まっていたお洒落系若者たちはごっそり居なくなって隙間だらけの背中が寒い。
お前ら、キュアーは観ないんだな!ウィークエンドだけにジ・エンドかよ!!!

そもそもキュアー、ヴァンパイア・ウィークエンドの流れが全く違う系統なので予想は出来る。
タヒチ80、ヴァンパイア・ウィークエンドなら似た様なポジティブな雰囲気なのだが。
出来るならタヒチ80→ヴァンパイア・ウィークエンド→キュアーで観たかったよなぁ・・・

そして今からキュアー、2007年のフジロック以来二回目の生ライブ。
学生の頃はDEPECHE MODEのファンクラブに入っており、東京までライブに走った自分ではあるが一番好きなバンドはTHE CUREである。
赤いルージュを塗りたくった三白眼のどアップなロバート・スミスのポスターが張られたマイルームで、私は日夜勉学に励んでいたフリをして音楽を聴いていた。
1984年以来単独ライブは行っておらず(さすがにその頃は観にいくのは無理)、フジロック07と今回・・・年齢を考えるともしかして日本に来日するのが最後ではないか。

活動が長いキュアー、当然サウンドもそのつど変化してきており人によって好みの曲が違う。
右隣にいたクリソツ純一さんはdisintegrathion以降の特に90年代のアルバムが好みといい、
私は逆に売れたdisintegrathionも90年代もあまり好みではなく、初期~特にポルノグラフィ~KISS ME×3のアルバムと2000年以降の作品が好き。
そして基本的にキュアーのポップな曲調なものより、短調でダークな曲。
お互い初対面同士、ライブが始まるまでキュアーについて語り合う、退屈なんてナッシング!

いよいよ予定時間になり順番にメンバーがステージに現れるがロバスミは中々出てこない。
前回のステージの演出は派手なものではなく照明とスモーク、そして淡々と流れる演奏のみ。
それを思い出させるようなスモークの焚きこみが始まった・・モクモクモク
あぁ、ライブが始まるんだなぁ~モクモクモク・・・ちょっとスモーク焚きすぎなんじゃないか。
メンバーの姿が見えなくなってるんだが、演奏しにくいだろ!←その後何度もありました

歩きながらステージに登場したロバート・スミス、サイドの画面に映し出される表情、
相変わらずの真っ赤な口紅に黒く塗られた目元、6年前よりも更に年をとって
太っているのはあまり変わらないので、おじさんというよりおばちゃん化しとるわ~。
あぁ、でもまた会えたんだ~と目の前の生ロバスミに感動しきり!

この中央の位置からはメンバーの足先までハッキリと見え、音源も良く聴こえる。
モッシュピットの更に勢いのある熱気からは遠ざかってはいるので、
熱気の渦に混ざりたい意欲は微かにあるが、6年前は三列目でえらい事になったので
これで、これでいいのだ!バカボンパパ流に納得済み。

淡々と流れるように演奏が続く、昨日のビョークの映像と一体化した演出とは対照的に
演奏その物が醸し出す幻想的な雰囲気が周り一帯を飲み込んで膨らんでゆく。

私のテンションが一気にヒートアップしていったのは、 push、inbetween days、just like heavenと懐かしい85年辺りの曲の連続。
そして、play for today~ひぃい古い曲が懐かしい、一番前で金網ゆっさゆさ。
a forestのイントロが始まった瞬間に叫び声!キュアーの曲の中でも心のベストテン10上位に食い込む曲だわ、もう狂人化している自分。
いやー本当にキュアーの間奏時のキュルキュルしたギターサウンド好きだわぁ。
the walkではもちろん「japanese baby!」の箇所で一緒に歌い上げ。
fascination street、wrong numberは最近の楽曲の中で気に入ってる曲!
one hundred years~邦題は「血ぬられた百年」ですよ、Pornographyからの選曲はヤバイわぁーーっ!!と常軌を逸した文章になってきて disintegrathionでとりあえず終了。

トリなのでアンコールがあるが、前回もそうだったが今回も長い!30分はゆうにあるのだ。
アンコールの曲は懐かしすぎでもう涙が・・・the lovecats、the catapillar、let's go to bedという皆さんにyoutubeの不気味かわいいPVを観てもらいたい、かわいいよ、ロバスミ、おばちゃんおっさん。
why can't i be you?は手を上げてサビを一緒に歌い上げ、
boys don't cry、10:15 saturday nightと初期の曲。
そしてラストはkilling an arab!カミュの「異邦人」をモチーフにしたデビュー曲。
これがきっかけで、カミュの「異邦人」を購読したのだな~。

21:40頃に始まって、終わったのが0:25頃・・・・約3時間。
36曲というのはフジロック最高曲数らしいとのこと、もはやフジロックで単独公演。
メキシコでは計43曲3時間越えという長時間のライヴを成し遂げたらしいが。
特にキュアーのファンでもなく身動き取れなかった人にとっては、延々と演奏が続く地獄だったのではないでしょうか、私は腰痛と闘いながらも天国でしたが。

Primary、Charlotte Sometimesなども演奏してくれたら最高だったのだけれど、
長いキャリアの中で36曲はとうてい収まらないから仕方がない。
隣のクリソツ純一さんと「次回のキュアーのライブでまた会いましょう!」と、別れをつげた。


セットリスト
1. plainsong
2. pictures of you
3. lullaby
4. high
5. the end of the world
6. lovesong
7. push
8. inbetween days
9. just like heaven
10. from the end of the green sea
11. prayers for rain
12. sleep when i'm dead
13. play for today
14. a forest
15. bananafishbones
16. the walk
17. mint car
18. friday i'm in love
19. doing the unstuck
20. trust
21. want
22. fascination street
23. the hungry ghost
24. wrong number
25. one hundred years
26. disintegrathion

アンコール
27. dressing up
28. the lovecats
29. the catapillar
30. close to me
31. hot hot hot
32. let's go to bed
33. why can't i be you?
34. boys don't cry
35. 10:15 saturday night
36. killing an arab

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by sukatan_queen55 | 2013-10-30 06:18 | 新潟 | Trackback | Comments(2)
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Commented by jppapin2001 at 2013-11-02 10:00
以前の記事でフジロックムードを感じていましたが、女王様が音楽モードに入られた今回の記事は、ほっとんど読んでも理解できないのですが、お楽しみなのは大変よくわかります。音楽の知識があれば、ついていけるのになぁ~クゥ~~~

>かわいいよ、ロバスミ、おばちゃんおっさん。
また噴出してしまったじゃないですか!
もうめっちゃ見たくなりますやん!

フジロックシリーズ・全52回完結おめでとうございます。

でも石田純一似の方と約束したから、また来年行かないと、さもないと、アンモナイト。
Commented by sukatan_queen55 at 2013-11-05 12:49
●papinさん
や~っと終わりましたね、フジロックシリーズ。
いったいいつに行ったんや、って感じでしたが。
音楽はその時の上限下限はあれ、MTVなども見てるしいつも聴いている状態です。学生の時はFNファンなどに蛍光ペンでチェックしてラジオを聴くエアチェック世代(死語?)でした。
キュアー、キュアー行ってますが、普通にロックやポップ、テクノ、ジャズなど何でも聴いてます。
日本にまた来日したら石田純一似の方とお会いできるかも!?
でも、滅多に来ないんですよね・・しかしフェス通いは止められない
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